香水の中でも使いやすく、香りのバリエーションも豊富なオードトワレ。でも、「どうやって使えばいいの?」「オードトワレって香りがきつい」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、オードトワレの基本情報から使い方のポイント、やってはいけないNG行動まで、香水初心者さんにもわかりやすく解説します♡
香水初心者の方にもぴったりの内容なので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
オードトワレとは?

オードトワレは、香水の中でも軽やかで使いやすいタイプのひとつです。フランス語で「身だしなみの水(Eau =水、Toilette =身支度)」という意味を持ち、香りをまとうことで自分を整えるアイテムとして長年親しまれてきました。
「香水」と聞くと、強い香りをイメージされる方も多いかもしれませんが、オードトワレはふんわりと優しく香るのが特徴。香りがきつすぎることなく、周囲に好印象を与えやすいため、学生さんや香水初心者の方にもおすすめです!
また、朝つけて午後にほんのり香りが残るくらいのナチュラルな持続性なので、日中のお出かけやオフィスシーンなど、TPOを選ばず取り入れやすいのが魅力。気軽に香りを楽しみたい方にぴったりの香水、それがオードトワレです♪
オードトワレは香料濃度は5%から10%程度の香水

オードトワレ(Eau de Toilette)は、香水の一種でありながら、香料の濃度が5〜10%程度と比較的軽めなのが特徴です。香りの持続時間は2〜5時間程度なので、「香水初心者さん」や「ふんわり香らせたい方」にもぴったりです♪
アルコールと水分の割合が多く、スプレータイプが主流なので、朝のお出かけ前にシュッとひと吹きするだけで、気軽に香りを楽しめるのも魅力です。
他の香水との違いは?

香水には、香料の濃度によっていくつかの種類があります。以下のような違いを知っておくと、シーンに合わせた香り選びがしやすくなりますよ。
種類 | 香料濃度 | 持続時間 | 特徴 |
---|---|---|---|
パルファム | 約15〜30% | 約5〜12時間 | 最も濃厚で高級感あり |
オードパルファム | 約10〜15% | 約4〜8時間 | 香りがしっかり続く |
オードトワレ | 約5〜10% | 約2〜5時間 | 軽やかで日常使いに◎ |
オーデコロン | 約2〜5% | 約1〜2時間 | リフレッシュ感が強い |
特にオードトワレは「強すぎず、弱すぎず」のちょうどいい香り方をしてくれるので、オフィスやお出かけ、デートなどさまざまなシーンで使いやすいのがポイントです♡
オードトワレの使い方のポイントを5つご紹介

オードトワレをせっかく身につけるなら、より魅力的に香らせたいですよね。ここでは、オードトワレを上手に使いこなすための5つのポイントをご紹介します♪
香水初心者さんでも安心して取り入れられるコツばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!
POINT①TPOにあった香りを選ぼう

香水の魅力は、シーンに応じて自分の印象や気分を演出できること。TPOに合った香りを選ぶことで、より洗練された印象を与えることができます。
ここでは、5つの代表的なシーンに合わせた香りの選び方をご紹介します♡
ビジネスシーンでは清潔感のある香りを!

オフィスや取引先との打ち合わせなど、ビジネスの場では第一印象がとても重要。そんなときには、石けんやシトラス系の香りを選ぶと、清潔感があり爽やかな印象を与えることができます。特に柑橘系の香りは万人ウケしやすく、相手に不快感を与える心配も少ないので安心です!
朝の身支度の最後にオードトワレをひと吹きすることで、気持ちもシャキッと引き締まります♪
デートでは甘さのある香りやロマンチックな香りを♡

大切な人とのデートでは、ふんわりと甘く、包み込むような香りがぴったり。バニラやピーチ、ローズ、ジャスミンなどの香調は、女性らしさややさしさを感じさせてくれます。
特に距離が近づくシーンでは、香りが相手の記憶に残りやすいので、ナチュラルで柔らかく香るオードトワレが好印象につながります。
香水をつけすぎず、ふんわり香る程度に抑えるのが好印象のポイントです♡
結婚式やパーティーでは華やかでエレガントな香りを♪

お呼ばれやフォーマルなパーティーでは、普段よりもドレスアップした装いに合わせて、華やかさと品のある香りを選びましょう。
ローズ、パウダリー、オリエンタル系の香調は、ラグジュアリーな雰囲気を引き立ててくれます。
オードトワレなら重たくなりすぎず、上品に香りをまとえるのも嬉しいポイント。イベントの思い出とともに、素敵な香りが印象に残るはずです♪
プライベートなシーンでは個性をアピールできる香りを!

友達とのお出かけや一人時間のカフェなど、気軽なシーンでは、自分の好きな香りや個性を表現できる香水選びを楽しみましょう。
スパイシー系やウッディ系、ハーバル系などの香りは、ファッションや気分に合わせて使うと、おしゃれ度がグッとアップ。周りと香りがかぶりにくいので、自分らしさを演出したい方にもおすすめです。
「今日の気分はこれ♪」と、日替わりで香りを楽しむのもいいですね♪
寝香水として使う場合はリラックスできる香りを♡

就寝前にほんのり香るオードトワレをつける“寝香水”は、一日の疲れを癒してくれる素敵なセルフケア。
ラベンダーやカモミール、サンダルウッドなど、リラックス効果のある香りは、副交感神経を優位にし、ぐっすりとした眠りをサポートしてくれます。香りの力で心がほどけて、穏やかな気持ちで眠りにつけるという贅沢な時間を過ごせますよ。
枕元や手首に軽くつけるのがおすすめです♡
POINT②体を清潔にしよう

オードトワレの香りをきれいに香らせるためには、香りをのせる“素肌の状態”がとっても大切。汗や皮脂が残っている状態でつけてしまうと、せっかくの香りが本来の香調とは異なって感じられたり、変なにおいに混ざってしまうことも…。
おすすめはシャワーや入浴のあと、清潔な肌に直接つけること。肌が乾いてからオードトワレを軽くスプレーすると、香りがよりナチュラルに広がり、香水の良さを引き立ててくれます♪
また、保湿されている肌のほうが香りの持続力が高くなると言われているため、無香料のボディクリームやミルクで保湿してから使うのも◎。お気に入りの香りを長く楽しむためのひと工夫として、ぜひ取り入れてみてくださいね。
POINT③1~2プッシュorつける部位ごとに1プッシュ!

オードトワレは軽やかに香る反面、つけすぎてしまうと香りが強くなりすぎてしまうことも。
そこで意識したいのが、「少量を適切な場所に」というポイントです。
しっかり香らせたいなら上半身に!

香りをはっきり感じさせたいときは、体温の高い部位(首筋・胸元・うなじなど)につけるのがおすすめです。温度によって香りがふわっと広がり、動いたときにほのかに香る“モテ香水テク”が完成します♡
ただし、顔に近すぎる部位に直接つけると自分でも香りを強く感じすぎてしまうことがあるため、1プッシュを空中にスプレーしてその中をくぐる「香りのヴェール」テクニックもおすすめです♪
ほのかに香らせたいなら下半身に♡

ふわっと軽く香らせたいときには、膝の裏や足首など下半身につけるのがベスト。歩くたびにふんわりと香りが漂い、主張しすぎず上品な印象に。特に電車やオフィスなど人との距離が近い場面では、香りが強くなりすぎない下半身使いがおすすめです◎
「香水を使いたいけど、周囲の目が気になる…」という方でも取り入れやすい使い方ですよ♪
POINT④香りの変化を知ろう!

香水には、つけた瞬間から時間の経過とともに香りが変化していく「トップ」「ミドル」「ラスト」という3段階の香りの構成があります。
そのため、出かける“ちょっと前”につけておくことで、自分が一番楽しみたいタイミングに「ベストな香り」が訪れるよう調整することができます♡
スプレータイプの場合は出かける30分~1時間前につけるのがベスト!

スプレータイプのオードトワレは、肌に広く香りが広がるため、トップノート(つけた直後の香り)がやや強めに出やすい傾向があります。
そのため、出かける直前ではなく30分~1時間前に香りをのせておくと、ちょうどミドルノートが香るタイミングになり、周囲に心地よく印象づけられます♪
ロールオンタイプの場合は出かける10分~15分前につけるのがベスト!

ロールオンタイプはつけた部位が限られるため、香り立ちが控えめ。その分、直前につけてもトップノートがきつく出すぎず、穏やかに香ってくれます。
ちょっとしたお出かけや外出前のリタッチには、手軽に使えるロールオンがぴったりです♡
POINT⑤香りがしなくなってからつけ直そう!

「香りが飛んじゃったかも…」と感じても、すぐに追加でつけすぎるのはNG。香水はつけた直後よりも、自分の鼻が慣れてしまって感じづらくなることがよくあります。
実際には周囲にしっかり香っていることもあるので、時間を置いて確認してから1プッシュだけリタッチするのがスマートな使い方です。
とくにオードトワレは、2〜5時間程度で香りが落ち着いてくるので、朝つけたらランチ後や夕方に軽くつけ直すのが目安。香りを重ねることで“つけすぎ”にならないように注意しながら、自分と香りのバランスを楽しみましょう♪
オードトワレのNGな使い方は?

せっかく素敵な香りのオードトワレを使っていても、使い方を間違えると逆効果になってしまうことも…!
ここでは、やってはいけないNGな使い方を4つご紹介します。
正しいマナーと使い方を知って、香りをもっと上手に楽しみましょう♪
髪や衣服に直接つけるのはNG!

オードトワレをふわっと香らせたい気持ちから、髪や洋服に直接スプレーしてしまう方も少なくありません。ですがこれは避けたいNG行動です!
アルコール成分を含む香水を髪に直接つけると、パサつきやダメージの原因になることがあります。また、衣類につけると、シミになったり変色するおそれがあるため注意が必要です。
香りをふんわりまとうなら、肌に直接、適切な量をスプレーする方法がベストです。衣類の上から香らせたいときは、空中にスプレーしてその中をくぐる「香りのヴェール」テクニックを使いましょう♡
香水をつけた場所をこするのはNG!

オードトワレをつけたあと、ついクセで手首同士をこすり合わせてしまう人も多いのではないでしょうか。実はこれ、香水の香りをきれいに楽しむうえではNGな行動です!
香りは、肌の上で少しずつ変化しながら広がるもの。こすってしまうと、摩擦によって香料の分子構造が壊れてしまい、本来の香り立ちや持続力が損なわれてしまいます。
特にトップノートは繊細なので、こすることで一気に香りが飛んでしまうことも。オードトワレをつけたら、そのままそっと自然になじませるのがポイントです。
せっかくの香りを台無しにしないためにも、つけたあとは触れずにそのまま香りが立ち上るのを待ちましょう。
消臭のために使うのはNG!

汗をかいたときや、においが気になるときに「とりあえず香水をつけてごまかそう」と思ったことはありませんか?
ですが、オードトワレを消臭目的で使うのはNGです!
汗のにおいや皮脂など、すでに不快なにおいがある状態で香水を重ねると、においが混ざって逆効果になる可能性が高いです。
せっかくの香りが台無しになるばかりか、周囲に「香りがキツい」「においが変…」というマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
まずはボディシートやウェットタオルなどで清潔にすることが最優先。そのうえで、肌が乾いてから適量をつけることで、香りがきれいに立ち上がり、自分も周囲も心地よく過ごせます♪
香水のマナーを守らずにつけるのはNG!

香水は自分自身を彩るアイテムですが、公共の場では周囲への配慮がとても大切です。
電車やエレベーター、レストランやオフィスなど、密閉された空間では、香りが強く感じられることで相手に不快な印象を与えてしまうことも。
特にオードトワレは持続時間が長くないとはいえ、つけすぎてしまうと「香害」と言われる原因にもなりかねません。
また、香りの感じ方には個人差があるため、自分にはちょうどよくても、周りにとっては強すぎると感じられることもあります。
適量を守り、TPOに応じて香りの強さやつける場所を調整するのがスマートな大人のマナー。香りをまとうことは素敵な自己表現ですが、同時に「思いやりのある身だしなみ」でもあることを忘れずにいたいですね♡
オードトワレの使い方をマスターして香りを楽しもう♡

オードトワレは、軽やかでふんわりと香ることから、香水初心者さんや日常使いにぴったりなフレグランス。TPOに合わせた香り選びや、つける部位・タイミングを工夫することで、印象アップにもつながります♪
今回ご紹介したポイントをおさらいすると…
- シーン別に香りを選んで、TPOに合った演出をすること
- 香りをきれいに香らせるために、肌を清潔に保つこと
- つけすぎず、適量を守って上品に香らせること
- 香水の変化を理解して、ベストタイミングで香るよう工夫すること
- NGな使い方を避け、香りマナーを大切にすること
これらを意識するだけで、香水の魅力が何倍にもアップしますし、毎日の身だしなみや気分転換に役立ってくれます。
また、オードトワレは季節やファッションに合わせて気軽に取り入れられるのも魅力のひとつ。
「今日はどんな香りをまとおうかな?」と香水を選ぶ時間も、きっと特別なひとときになるはずです♡
ぜひあなたらしい使い方で、オードトワレの魅力を存分に楽しんでくださいね♪